断酒と株主優待で快適ライフ

断酒5年目になりました。断酒に加えて2020年から本格的に始めた株主優待のことについても書いていきたいと思います

断酒で読書3

今日も図書館で本を探していたところ、ふと闘病記のコーナーがあって「死の宣告 それから」(斎藤信義)というタイトルに目がとまって近くの椅子に腰かけて読んでみることにしました。

断酒して読書が日課になってきたので、何か面白い本があったらブログに書いてみようと思っていたのですが、これはとにかく載せなくてはと思いました。

発行が1996年なのでちょっと古くて、さらに紹介する事例(6話のうちの第1話)はそれから20年近く前まで遡るので今の医療レベルとはかけ離れているのですが、自分にとっては衝撃的だったので書くことにしました。

患者は少女で11才で亡くなることになるのですが、3才8カ月で急性白血病を発病。

その後の闘病生活が凄まじくて、特に脊髄注射は大人でも暴れるほど痛い注射なのに、彼女は何十回、何百回の注射に耐えた。その中でも、医者が未熟等の理由で注射を何回も失敗したというくだりは、静寂な図書館の中で思わず「ふざけるな!」と叫んでしまいたくなった。でも彼女のすごいところは、そんな状況の中、とにかく周りの人に気を使っているところ。特に注射の失敗を繰り返す医者や看護婦に対しても「大丈夫」と気遣いができる、感動ものです。

読んだ後はしばらくいろいろと考え込んでしまいました。なんと自分は甘い人生なんだと。

そして断酒してなかったら間違いなくこの本には出会っていなかったはず。

酒やめてよかった。

断酒511日目